とみこの6426(新)

虫と撮影のよしなしごと。 楽天ブログから引っ越してきました。楽天ブログは残してあるので一番最初の記事、「お引っ越しをば」から飛べます。

待ちに待ったクヌギシギゾウムシ!

先日ブログにて紹介したクヌギシギゾウムシの蛹

いやはや初夏 - とみこの6426(新)

ですが。

今朝3時ころトイレに起きたところ、保管してある瓶に何やら動きが。

 

う、う、羽化してるううううううう!!!!!!

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オハヨウゴザイマス
クヌギシギゾウムシ成虫

 

羽化したらすぐ写真を撮りたくなるとみこ、朝の3時からちょこちょこ動き回るクヌギシギゾウムシ相手に白バックに挑戦。

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眠すぎて惨敗。
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こんなに小さい。

けど、一番ゾウムシらしいゾウムシかなと思います。口吻の長さよ。まさに象虫。

で、朝、支度もそこそこに里山に行ってクヌギやコナラの葉を取って来ました。
幼虫はどんぐりの中身を食べますが、成虫はそのどんぐりの木の葉を食べます。

 

で。

少し落ち着いてからもう一度白バックに挑戦しました。

少し可愛そうですが、フーフー息を吹きかけてちょっと動きをとめてもらいました。

 

 

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うむ。今度は良い。
やはり朝3時の回ってない頭で白バックとか無理です。それでもやる。虫屋の夏が始まりました。でもね、睡眠不足はお尻によくない(まだ引きずってます)。

さて、クヌギシギゾウムシはあと2匹蛹の状態でいますが、この子らは私が責任持って終生飼育します。

人の手が加わった個体を外に放つと生態系のパワーバランスが崩れてしまうのでね…。この子達には申し訳ないがそれが飼育です。成長過程を見てポイ、はだめ。

 

さて、一方コナラシギゾウムシやハイイロチョッキリは、1匹蛹化していますがあとはまだ幼虫のまま。

 

土中に潜ってから2年かけて成虫になるパターンもあるとのことでこちらは気長に待ちます。



しかし、ものすごく読んでいただいたこの記事↓

リフォーム中ですが虫を撮る女 - とみこの6426(新)

から8ヶ月ですか。

時々瓶の中を覗いては、まだかな、まだかなとやっていたので感慨深い。

 

ただね?

ちょっと早いかな?、とも思ってます。

最近のブログで5月末にカブトムシを見つけたりしてなんだか今年はいろんなものが早い。例年とちょっと違うんですよ。

クヌギシギゾウムシに関して読んだ文献では成虫は8月からとされるものや7月からとされるものや色々あったんですが、まだ6月半ばです。

やはり全体的に少し早いなぁ。

 

クヌギシギゾウムシ老熟幼虫から読んでくださってるみなさん、無事に羽化しましたよー!!

 

というわけで。

しばらくはクヌギの葉のストックをためておかないとです。