バタバタしてだいぶご無沙汰してしまいました。
義母はあのあとてんかんが見つかり、結果もうだめです。
いつ生命維持装置を切るか、その話し合いを今しています。
ここまで来ると吹っ切れますよ。もう。
ニュージーランドで働く義弟さん一家にも会えたし、義家族間の絆みたいなものは強くなったなと思います。
生命維持装置を切るときの覚悟、これだけはしておかなきゃですけど……。
久々にあった甥っ子もいて、すごく大きくなってて驚いたり、義兄弟のみなさんに優しくしてもらったりわるいことばかりではないな、と。
それはさておき、久々の虫ブログ、書きます。
まず、残念なお知らせ。
クヌギシギゾウムシのオスと、カブトムシのサツキくんが天に召されました。
上に乗ってるのがオスです。
サツキくんは5月末というかつてない早い時期に採集した子でした。
クヌギシギゾウムシのオスは毎晩のようにメスを求めていたので精力を使い果たしたんでしょうね。
サツキくんの死因はもしかしたら暑すぎたのかも。おそらくまだ交尾してない個体なら、11月くらいまで育てる自信はあったんですが…。
出てきた時期が早すぎたのかな。入梅前でしたからね。。
ノコギリクワガタのアサカツくんは未だ元気です。
そして、里山から拾ってきたシンジュサンの繭、半ばあきらめていたのですが無事羽化しました(シンジュサンは羽化まで2年かかることもあります)。
立派ですよー。ほら。
脚に止まられて助けてー!!って騒いでました。うちのオット。
さすがは本州最大のヤママユガです。立派。
シンジュサンの前翅のこの部分↓↓↓
これは蛇に擬態していると言われています。
擬態といえばミュラー型、ベイツ型が有名ですがこれはサテュロス型擬態と言われています。
これはイボタガなんかもそうなんですが、一瞬捕食者を驚かせて逃げるチャンスを作るための擬態なんです。
詳しくは英国の昆虫学者、フィリップ・ハウス氏の「なぜ蝶は美しいのか」に書かれています。そんなに高くないのに美麗な写真も多いので興味ある方はぜひ。私は虫屋始めたときに買いまして、もう擦り切れるほど読みました。
おすすめです。
さて。この猛暑ですが皆さんお身体は大丈夫でしょうか。うちはおばあちゃん猫が暑気中りしたのですがなんとか回復しています。もう今年の夏は電気代は度外視。エアコンはほぼつけたまま。無理です。こんなに暑いとどうにかなってしまう。
で、とみこはおばあちゃん猫が大したことなかったお礼にいつもの稲荷神社に行ったらですね…
ピカピカ個体a
個体b
個体c
個体d
ヤマトタマムシ天国。
惜しむらくはカメラがなくてスマホでのショットになってしまったことです…。が、全部別個体!
なぜいつもエノキやケヤキの大木の上をブンブン飛び回ってるこの子らがこんな下の方に?
ヒントは個体cにあります。
よーく見てください。お尻の方。
そう、産卵管です。
神社の大エノキやケヤキの割れ目に産卵しに来たのでしょう。
虫屋が神社に行って夏のピカピカタマムシにたくさん会えるなんて夢のようでした。
もしかして、神様に歓迎されてたのかな…?
と思う出来事でした。
今年の夏はおばあちゃん猫の補液も始まりそうなのと、義母さんのこともあってあまり大掛かりなフィールド探索はできそうにありませんが、こんなちょっとしたラッキーに救われてます。
とはいえ、とみこ今年引きこもり気味なのに2回ほど脱水してるので、みなさん、くれぐれも夏バテに気を付けて過ごしてくださいね。