今年の夏、目一杯その生態を学ばせてもらったクヌギシギゾウムシのシギ子が昨日亡くなりました。
とみこんちには裏庭に虫や熱帯魚のお墓にしてる園芸プランター(でかい)があるので、そこに埋めて懇ろに弔いました。
時期が間に合わず、まだ未熟なクヌギしか与えられなかったのですが、産卵したであろう痕跡がありましたので保管しておきます。
どうなるかな…育つかな…。
さて。
とみこんちにはおそらく来年でてくるであろうハイイロチョッキリとクヌギシギゾウムシ、それからコナラシギゾウムシの幼虫がまだ保管されているのですが(これらは一年で羽化することもあれば2年かかることもあるのです)、まだ蛹室を作らずもぞもぞとクヌギマットの中を動いているので時折点呼しているのですが、
なにこれ???
明らかにクヌギシギゾウムシの蛹ではない謎の…
ハエの蛹、だよなぁ。ちなみにこれはクヌギシギゾウムシ幼虫の皮に包まるようにしていました。
アゲハを飼育していたときはさんざん見たヤドリバエの蛹を小さくした感じのもの。
FBで詳しい人がいないか聞いてみましたところ、
なんと、クヌギシギゾウムシの産卵痕に産卵するヤドリバエがいるそうなのです!!
えー、硬いどんぐりに守られてるから野生の鳥類や哺乳類に食われる以外の、まさかムシの天敵がいると思わなかった…。
で、如何しても正体を見届けてやろうじゃない…。ととみこ、蛹を取っておくことに。
すると先程。
アッ
羽化してる!翅がのび切ってないから羽化して間もない。
このフォルムはやはりヤドリバエ!!
和名を今調べていますがまだわからず…。
ウーム。
今年もまたゾウムシ目当てにどんぐり拾いやろうと思いますが、なかなかに大変な世界で生きてるんだな…とまた一つ勉強になりました。
やはり虫の世界は面白い!