庭掃除してたんですよ。
そしたら、千両の茂みに見慣れた蛹が。
あら、羽化したのかしら、抜け殻なのかしら?
と、手を伸ばしてそっと触れてみたら…
動くやんけ。
というわけで今、レスキューしています。
レスキュー風景。
これは、落ちてしまったツマグロヒョウモンの蛹です。
アゲハやシジミチョウ、モンシロチョウなどは帯蛹という蛹の形態を取ります。見かけたことがあるかと思いますが、背中に糸をかけてそれを支えにするタイプの蛹です。
一方でタテハチョウの仲間は垂蛹と言ってお尻だけでぶら下がります。
帯蛹が落ちた場合、紙などでろうと状にしたポケットを作って入れておけば良いのですが、垂蛹の場合蛹ポケットを作ってもだめなのです。出てき方がちがうので…。
じゃあどうすんの、って話になるのですが、そこで活躍するのが木工用ボンド。
間違えてはいけません、木工用ボンドです。アロ○アルファ使ったら蛹が死にます。これをちょこっとだけ…割り箸などにつけて、蛹のお尻を固定します。
他にも輪にした紐にお尻のごく先端だけを結ぶとか色々方法はありますが、不器用なとみこはボンドでレスキューします。
乾くの待ち。
しかし、ツマグロヒョウモンを始めとしたタテハチョウの蛹には不思議なメタリック部分があります。そのキラキラしたの体のどこに含まれてたん???っていつも不思議に思います。
無事に羽化できるといいんだけどなぁ。
少し心配してます。
動いてるし、今の所問題なさそうなんですけども…。
糸掛けの下手な子って寄生されてたりすることが多いように思います。
落ちた蛹はそのままアリなどの餌食にされてしまうことが多く、それもまた自然の成り行きなんで本来なら手を出さないほうがいいんですけどね。。。
見つけてしまうと毎回悩んでしまうのであります…。