おはようございます。
皆さん、フェモラータオオモモブトハムシってご存じですか?
こんなカッコイイやつなんですけどね。
こっちのフェモラータオオモモブトハムシは青い!
— ラオスの蟲喰ロトワ (むしくろとわ)byおいしい昆虫生活®︎ (@Mushi_Kurotowa) 2023年2月24日
ラオスでは在来種です。 pic.twitter.com/SeT2gpi3G2
引用・蟲喰ロトワさんより
ありがとうございます。
元々の分布はラオス、マレーシア、カンボジアなどの熱帯地域。でもこれ、三重や愛知を中心に広まってる外来種なんです。おそらくは個人ブリードした個体の逸脱や遺棄によるものとされています。
虫を捨てるんじゃあない!!
増えすぎて困るくらいなら自分でヌっコロすくらいの気持ちがなきゃブリードなんてしちゃあかんのですよ。飼育するなら最後まで。
フェモラータオオモモブトハムシ、今は三重、愛知に留まっていますが、90年代、埼玉県秋ヶ瀬公園(と言われています、あくまでも一説です)で放蝶ゲリラされたアカボシゴマダラ大陸亜種がとんでもない勢いで広がったことを考えると懸念せねばならないことはたくさんあるんですが、
まず、
「やばい、キレイ。かっこいい…」
と思ってしまいました。心臓をずくんと動かされるきらめきと、ハムシならではの脚のギミック。
私はハムシ、ゾウムシの脚のギミックに弱いんです。
ヒメシロコブゾウムシ
オオアオゾウムシ
アカガネサルハムシ
…わかります?
この、ハムシゾウムシたちの脚の細かいギミック。多分ガンプラとか作る人こういうの好き(偏見)。
そしてアカガネサルハムシのこの美しさよ…。タマムシ並みにでかければ絶対もっと人気出たなーと思います。
アカガネサルハムシはよく春先にノブドウ食ってるので探してみてね。
で、話をフェモラータオオモモブトハムシにもどします。
フェモラータオオモモブトハムシの幼虫、実はこれ大変に美味らしく、分布が拡がってしまった三重などでは探して食べよう!という運動もあるとか。
フェモラータオオモモブトハムシは葛の根本付近に虫コブを作りそこで幼虫は成長していきます。パンダちゃんことオジロアシナガゾウムシと同じですね。
オジロアシナガゾウムシ
話がまた逸れましたが、フェモラータオオモモブトハムシの幼虫を食べた方によりますと
「杏仁豆腐の味がする」とのこと。
…大好物なんですが??
え、食べたい。フェモラータオオモモブトハムシ食べたい。フェモりたい。
基本的に食えるものなら外来種は食って駆除という方針には賛成なので、これは食べてみたいですね…。
前々回、昆虫食の陰謀論でとみこが怒りに任せて書いた記事
↓↓↓
を覚えてらっしゃるでしょうか?
あれから少し冷静になり、何か新しい試みが始まろうとしていると陰謀論を囁く輩は一定数いるので情報の取捨選択を自分の目と耳でして、デマに惑わされない強い心を持つことが大切だな、と。
情報リテラシー、大事。
昆虫食に関しては、嗜む人もそうでない人もなんというか、後ろめたさや差別意識をもってほしくないのです。
私はただの撮る人ですけど、食べてみたいぞフェモラータオオモモブトハムシ幼虫。