里山。
水辺の木で休むアキアカネ
夕方近くなると用水路や草に太陽があたり、キラキラ、チラチラとまばゆい。そんな中を昨日はトンボがいっぱい飛んでいました。
オオアオイトトンボ
実は近くに高速の高架があり、土地柄飛行機も飛んでいるのですが里山と言えるところはところどころ残っています。
1面の田んぼ、その脇にはヒトが行き来できるだけの道を作った山、一歩入れば蚊やマダニの餌食になりそうなヤブ、いい虫のいそうな木々。
そんな里山ですが、やはり外来種は増え続けています。ホタルもこの30年ほどでとんと見なくなりました。寂しいものです。
それでも毎年観測しているミノウスバ、蝶やハムシの類はきちんとその季節に出てくれるし、カワセミも時々来たりして、私にとっては大切な遊び場。
この場所がずっとあってくれることを願うのです。
ヒトが必要なだけヤマの資源を頂戴し、サトとヤマとの良好で永続的な関係を作り上げていく、そんな昔ながらの里山は今は激減しました。
だからこそ大事にしたい場所。トゲトゲした心も、この場所に来ると丸くなるのです。