とみこの6426(新)

虫と撮影のよしなしごと。 楽天ブログから引っ越してきました。楽天ブログは残してあるので一番最初の記事、「お引っ越しをば」から飛べます。

久々の里山、里山の現実

久々に里山に出ました。田んぼの周辺にはホオジロがいたり

f:id:tomikopinkcats:20220108152140j:image

ホオジロ

 

ヤブからはアオジが飛び出してきたり。f:id:tomikopinkcats:20220108152137j:image

アオジ

 

 

しかし今日一番驚いたのは

 

f:id:tomikopinkcats:20220108152313j:image

ホンドタヌキ(おそらく若い個体)

 

あまりに驚いてかなり遠くから撮ったので粗いのですが、この粗さでもわかる、酷い疥癬…。

 

我が家には猫がいるのでとりあえず長靴は外で消毒して、一目散に風呂で体をきれいにしてきましたが、里山、5年も通ってるし接触したわけではないから大丈夫でしょう。

 

こちらの日本獣医学会のページ↓↓↓によると

野生タヌキの疥癬症について - 日本獣医学会 Q&A

 

【抜粋】イヌの疥癬症を引き起こすのは、センコウヒゼンダニで、キツネやタヌキにも感染します。一方、ネコの疥癬症を引き起こすのは、ショウセンコウヒゼンダニで、アライグマやハクビシンで感染報告があります。飼い猫が野外でタヌキから疥癬ダニに感染する可能性は少ないと思います。しかし、他の感染症防御の観点に加え、他人や自然界への配慮からも、飼い主の責任として猫を屋外に放すべきではありません。

 

疥癬を引き起こすダニの種類が違うので、万一接触してもタヌキから猫へ伝染る可能性は低い、とのこと。

 

でもねぇ、わたしは猫は完全室内飼いを推奨してます。

f:id:tomikopinkcats:20220108153022j:image

外飼いの猫

 

野生生物から疥癬をうつされなかったとしても、外は他にも危険がたくさん。自動車だって通るし、マダニや猫エイズ、猫白血病など恐ろしい病気に晒されながら生きていくのって、太古の昔からヒトを仲間としてヒトに寄り添って生きてきたコンパニオンアニマルであるネコの生き方ではないと思うんです。自由気ままでお気楽に、なんて都合のいい見方でしかない。

イヌ、ネコはヒトのそばで。

恐ろしい病気や事故から守ってやらなければならないと思うんです。

たったそれだけのことで無限の愛情を返してくれる生き物がイヌ、ネコですから。

それに、生物多様性の面でも。離島などで狩猟本能から希少動物を狩ってしまうネコの話を聞くたびにいたたまれない気持ちになります。自然と折り合いをつけていくためには、イヌ、ネコの管理はヒトがしなきゃいけない、5年間フィールドを歩いて思ったことのひとつです。

 

話が逸れましたが、タヌキ、我が里山にいたんですねぇ。

5年も歩いたところなのに初めて出会いました。

一度開発が進むとキツネはなかなか戻っては来ないけど、タヌキはうまいことヒトのそばで生活する、と聞いたことがあります。まさにその例なのでしょうね。