今日の虫ブロは割と強めの蜘蛛が出てきます。アラクノフォビアと呼ばれる方が一定数、この世界にいるのは知っていますので万が一のためにサムネイルはモザイクをかけておきます。
よろしいでしょうか??
すっかりと冷え込み、蜘蛛でさえも見かけることが減りました。みんな死んじゃったのかな。とぷらぷらフィールドを歩いていましたら、ジョロウグモを発見。
ぺたんこのお腹に卵嚢。産卵したお母さんグモのようです。ちょっと意地悪して息を吹きかけたり、軽くつついても母グモはどきませんでした。
この卵嚢の中に無数の子蜘蛛が守られてるわけですね。
こうして子蜘蛛を死ぬまで守るのかといったらそういうわけでもないらしいですが、こんな興味深い論文を見つけました。
http://kakureobi.sakura.ne.jp/kishi/k90.pdf
ふむ…、すべての母グモが必ず卵嚢を守るために身動き一つしないわけではない、と…。
でも10%の母グモはこうして卵嚢を守ってるんですね。愛だなぁ…。
究極の愛として、生まれてきた子どもたちに自分を食べさせるカバキコマチグモという毒グモがいます。ちょっと写真のストックがないのですが、ススキなどのイネ科植物をちまき状に折りたたんでそこで産卵し、その後は子蜘蛛たちの孵化まで1歩も離れません、そして孵化してきた子蜘蛛たちに自らを食わせる…。すごいなと思います。
生存戦略の一つなのでしょうけど、どうしてもそこに愛を感じられずにはいられないのです。