さてみなさん、フルーツはお好きですか?
さくらんぼとかりんごとか梨とか、ぶどうとか。
大体春〜初夏に花をつけて、受粉、そして秋に果実になるものがほとんどですが、ちょうどいま時期、11〜12月の真冬に花をつける果実もあります。
千葉、特に南房総で生産数日本二位!
品種もいろいろあります。田中、大房など。大房が最近は美味しくて出回る量が増えてますね。
なんだかわかりますか?
正解は…
そう、ビワです。
南房総の方を旅行してみるとまぁ、ビワ推しのすごいこと。甘くて美味しいビワはこの寒い時期に花をつけます。
つぼみはなんかふわふわで可愛いです。
この枇杷は冬の貴重な、本当に貴重な蜜源でハナアブやミツバチがやってきます。
枇杷にやってきたミツバチ
(殆ど枯れかけてるけど…)
びわの花は芳香があり、杏仁豆腐のような、バニラのような…なんていったらいいんだろう…あまぁい香りがします。
それに惹かれてやってくるのでしょうね。
ちなみに我が千葉県ではビワの蜂蜜なんてものも作られてます。
そして実が成り始めるとたまにこんな虫も撮れます。
モモチョッキリ
果実が膨らみ始めると、枝の皮を残してチョッキリと切り、そこに産卵します。
皮だけになった枝は果実の重みに耐えられず、やがて落ちる。それがこのモモチョッキリベビーの揺籃となるというわけ。
主にモモで被害が多いですが、ビワにも来ます。
虫屋的には造型の面白い虫なんですが、農家さんからは嫌われてます。
最近は庭木でビワを植える方も多いのだとか。いま時期、外を歩いていてバニラのような杏仁豆腐のようなふんわりと甘い芳香がしたら、ちょっと周りを見渡してみてください。ビワが咲いているかもしれません。