今朝、ツマグロヒョウモンのメスが裏庭のスミレサイシンに飛来していました。
これは…
おそらく産卵であろうと息を殺して見守っていると…
何度かハタハタと翅を開きながら腹部をくの字に曲げて、やはり産卵でした。
何日か後には1令幼虫が見られるかもしれません。
閑話休題。
クソ暑いオブクソ暑い関東、まだ無理は効かない体、ツマグロヒョウモンの産卵を撮ったあとは家で読書に勤しんでおりましたらば今は地元を離れた旧友からLINEが。
「手術したんだってー？大丈夫ー？」
から始まり、話が弾んで彼女の息子くんの話に。
中1なのですが、どうにも古典が苦手とか。
「とみこ、古典毎回100点だったじゃん！なんか知りたい文章があるらしくて古語辞典ひいてるけど該当するのがなくてさー」
何でも、クラス全体で古典の点数が低いとのこと。（とりわけ息子くんはほんとうに苦手らしい）なので期末までに正しい古語で原稿用紙1枚ほどの作文を作れば期末の点数に加味してやると言われ頭を悩ませてるとか。
題材は自由。
せやったら適当に教科書や参考書見ながら真似っ子して書けばよくない？と言ったら、
「それが、なんか変なとこで真面目というか…自分の推しのことを書きたいらしいんだけど推しって古語でどう表現したらいいの？？」
…。
わからない( ᷇ᵕ ᷆ )
そもそも推しが誰なの？と聞くと
「NiziUのミイヒちゃん」
…。
あーね。かわいいもんねわかるー。
で、そのミイヒちゃんを推してることを書きたいと？
「そゆことなんだけど…」
おk、把握した。しばし待て。
と請け負ったものの
推しかぁ…。
そもそも推すっていうのは推薦することだからなー。
現代のニュアンスだと好きで好きで他人にも勧めたい、見てほしい、同じくらい沼ってほしいほど大好き、的な感じ？
いやでも同担拒否とかあるし…。
すげえ難しいじゃん。
単に好き好き大好き愛してるなら愛ず、とか燃え焦がれ、でいいんだろうけど人様にも勧めたい、布教したいとなると…
単語一つじゃ無理だ。
で、出した結論。
『我が心NiziUのミイヒに纏はりて、朝に夕に燃え焦がれ、このあはれな心地我が友とともにせむと欲す』
でどうよ！！！！！
送信！！
「おおーさすがはとみこ！」
あとは自分で考えな、あと古典は半分以上は暗記、そこから先は文脈を見て汲むしかないのでな、あはれにも色々あるからたくさん古文読んで察する力つけるしかないやで。
「ありがとー！親としてはアイドルのこと古文で作文にされるの複雑だけど…赤点取るよりはマシだから！」
で、あとはお大事にーだのそっちも暑いだろうから気をつけてねーだのやり取りしてLINE終りょ…
待って？？？？？？？？？？？？
あの子…
あたしと同じ組分けで百人一首大会優勝してんじゃん！！！！！
ちょちょちょ、あんたも古典得意なはずだよね！？
「私はもう忘れちゃったよー(´>∀<｀)ゝ」
…。
おま、同い年やで…？
私だって忘れてること山ほどあるし…
……。
まあ久々に頭の運動になったからいいか。
でも赤点回避は保証しないぞ。
