今朝、雨上がりの庭に出てみると…
クマケムシ(おそらくキハラゴマダラヒトリ幼虫)
おっ、クマケムシだ!
ヒトリガ科の幼虫を総称してクマケムシ、と呼ぶのですが(地方によって色々あります)、そのとおり、くまのように毛むくじゃらでかわいい。そして多くの人が誤解しているのでここで声を大にして言いたい。
_人人 人人 人人 人人 人人_
> クマケムシは無毒!!!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
そう、見た目から毒がありそうに思われるんですけど、無毒です。だからお触りもできちゃう。
フワフワクマケムシ
…ん?
あっ
あああああ〜!!ヤドリバエの卵ォ!!
こうなると羽化はもう無理ですね。。蛹化した段階でヤドリバエの幼虫の餌食に。・゚・(ノД`)・゚・。
仕方ないんです、これが自然。ヤドリバエの生存戦略。
ヤドリバエもまた、必死なんです。
そしてこうした寄生型の天敵がいることで、均衡が保たれてる。それもまた事実。
でもやっぱ見ちゃうと悲しい😢
一般に、100頭のアゲハの幼虫がいたとして、その中で羽化できるのは0.6頭と言われています。一頭に満たないんです…。捕食されたり、ヤドリバエや寄生蜂に寄生されたり。
だから鱗翅目の子たちが空を飛んでるのって、奇跡的な数字なんですよね…。
最後に、仮同定ですがキハラゴマダラヒトリの成虫を貼っておきます。
キハラゴマダラヒトリ成虫
…一番の特徴の黄色いお腹とゴマ模様の翅が写ってなくてどうする( 'д'⊂彡☆))Д´) パーン